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医学部のCBT試験のプール問題って何?そのまま出る?公開されてる?

医学部のCBT試験を受験するに当たって、最初に疑問に思うのがプール問題って何?ってところではないでしょうか。そもそもプール問題はそのまま出るの?過去問と同じように覚えればいいの?と気になるはずです。

CBTは範囲が広くて、問題数問多いことから対策の仕方が大きく変わると思います。この記事では、現役医学生である僕が、実際にCBTを受験した経験からプール問題の謎について、対策の仕方について解説します。

この記事のポイント

  • 医学部CBTプール問題とは何か
  • プール問題がそのまま出るのか
  • 採点対象になる問題の仕組み
  • プール問題への対策ポイント

医学部CBTプール問題とは?

まずは、医学部CBTプール問題の正体を整理します。プール問題という言葉だけ聞くと、どこかに過去問集があって、そこから丸ごと同じ問題が出るようなイメージを持つかもしれません。

ただ、実際にはもう少し仕組みが複雑です。CBTは全国の医学部で臨床実習前に実施される共用試験であり、受験生ごとに出題される問題セットが異なります。その中で、過去の試験を通じて問題の性質が確認された問題が、採点対象として使われます。

CBTのプール問題とは

CBTプール問題とは、ざっくり言うと、過去に使われた問題の中から、問題としての質や難易度が確認され、蓄積されている問題群のことです。医学部CBTでは、毎年まったくゼロから全問を作っているわけではなく、これまでに出題されてきた問題を評価し、良質な問題をプールとして蓄積していきます

このとき大事なのは、プール問題が公開されていないということです。

医学部のCBTは、臨床実習に進む前の知識レベルを確認する試験です。プール問題の仕組みは、試験の公平性を支えるために重要です。CBTは、1人1人の問題セットが異なります、その時に、受験生ごとに問題が違っても、問題の難易度や性質がある程度分かっていれば、全体として評価を調整しやすくなります。

過去問が公開されていないということは、当然の如く、プール問題も公開されていないということです。過去問については、次の記事で書いているので、ぜひ読んでみてください。

医学部CBTの実施概要や採点対象問題の考え方については、共用試験実施評価機構の公式資料でも説明されています。制度の正確な内容を確認したい場合は、共用試験実施評価機構「共用試験ガイドブック」を確認してください。

CBTプール問題はそのまま出る?

結論から言うと、CBTではプール問題がそのまま出題されます。ただし、CBTでは過去問が公開されていません。要するに、どんな問題がプール問題なのか、誰も知らないということです。

つまり、あなたが試験勉強として利用しているQBなどに出てくる問題はプール問題の一部ではないということです。あの演習問題は、あくまでプール問題に似せたものや、こっそりと漏洩された可能性のある問題が集まったものです。だから、QBの問題がそのまま出ることはほとんどないので、あれらをそのまま覚えても本試験の対策にはならないということです。

注意:ネット上で「CBTの本試験問題」として共有されているものには注意が必要です。著作権や大学の規則に触れる可能性があり、内容の正確性も保証されません。安全に対策するなら、正式に販売・提供されている教材や大学から案内された資料を使うのが基本です。

そのまま出ないことを前提にした対策が必要

前述の通り、プール問題は公開されていない上、QBは過去問やプール問題の集合ではないです。そのため、勉強をするときにそれを前提とするべきです。

だから、問題集を解くときは、正解した問題でも解説を読むことがおすすめです。特に、疾患の典型症状、治療方針、鑑別疾患などは、CBTで繰り返し問われやすい部分です。その点、QBなどの問題集は秀逸だと思います。そのままの問題は出ないにしても、それなりに頻出範囲は捉えられていると思います。

CBTプール問題の割合と仕組み

医学部CBTでは、320設問のうち252設問がプール問題から出題され、採点対象になります。残りの問題は新規作成問題で、将来のプール問題候補として評価される位置づけです。

なぜなら、採点対象がプール問題だけだからです。本番で320問を解いても、そのすべてが最終スコアに直接反映されるわけではありません。新作問題は、今後プール問題として使えるかどうかを見るための試行的な意味合いが強いです。

さらに、受験生側から見て、どれがプール問題でどれが新作問題なのかは分かりません。そのため、受験をした時にどのくらい解けているかということと、実際のスコアに少し乖離が見られることがあります。「思っていた以上に得点率が高くIRTが伸びた」と感じることが多いと聞きます。私も多少高めに出ていたと感じました。それは、間違っている問題やわからないと感じた問題は、新作問題で難易度が少し高い問題であることが多いからと想像できます。

そのため、実際に本番で難しいと感じた問題は新作問題であることも多いので、気にせず進めていくメンタル大事です。CBTは問題数が多く、一日中試験があるため、脳の体力も身体的な体力も削られます。解ける問題を確実に取りに行き、メンタルを保ち、、完走することが大事です。

項目 医学部CBTでの位置づけ 受験生が意識すべきこと
プール問題 過去の試験を通じて問題特性が確認された採点対象問題 良問を確実に解く力をつける
新作問題 将来のプール問題候補として出題される試行的な問題 難しくても焦らず、時間を使いすぎない
問題セット 受験生ごとに異なる問題で構成される 全員が同じ問題でなくても公平性が保たれる仕組みを理解する

252問という数字は重要ですが、受験中にどれが採点対象のプール問題かは分かりません。だから本番では、全問を採点対象のつもりで丁寧に解いていくべきです。

CBT試験の出題形式と問題数

医学部CBTは、基本的に6ブロック構成で、合計320問を解く試験です。ブロック1〜4は五肢択一、ブロック5は多選択肢型、ブロック6は順次解答型4連問という形式で構成されます。形式だけ見るとシンプルに見えるかもしれませんが、実際に解くとかなり体力を使います。

ブロック1〜4の五肢択一は、いわゆる5つの選択肢から1つを選ぶ形式です。基礎医学、臨床医学、社会医学など幅広い知識が問われます。

ブロック5の多選択肢型では、選択肢が6つ以上になることがあります。選択肢が多いぶん、消去法が少し難しくなることもあります。曖昧な知識だと、最後の2択や3択で迷いやすいです。だから、問題集を解くときも「なんとなく正解」ではなく、選択肢ごとの根拠を確認する習慣が大切になります。

ブロック6の順次解答型4連問は、1つの症例に対して複数の設問が連続して出る形式です。ここでは、前の設問に戻れない形式になるため、症例情報を読みながら、その時点で最も妥当な判断をする力が求められます。臨床に近い思考が必要になるので、ただの暗記よりも、診断までの流れを理解しているかが問われやすいです。

ブロック 主な形式 特徴 対策の視点
ブロック1〜4 五肢択一 基礎から臨床まで幅広く出題 標準知識を広く固める
ブロック5 多選択肢型 選択肢が多く迷いやすい 選択肢の違いを説明できるようにする
ブロック6 順次解答型4連問 症例ベースで判断する 診断、検査、治療の流れを押さえる

このようにCBTでは、出題形式も複数あり、範囲も膨大にあります。そこで1番大事なことは、優先順位をつけて勉強をすることです。CBTには、IRTが伸びやすい範囲や勉強しやすい分野が存在します。それをしっかりと理解した上で対策をするべきです。僕が書いたCBT攻略noteでは、その辺の優先順位について超具体的に書いています。勉強を始める前に、最初に読んでおくべき超大作になっています。

CBT合格基準とIRTスコア

医学部CBTの合格基準は、単純な正答率ではなくIRT標準スコアで判断されます。現在は、IRT標準スコア396以上が全国共通の到達基準とされています。

IRTとは、項目反応理論と呼ばれています。簡単に言うと、問題の難易度や特性を踏まえて、受験生の能力を推定する考え方です。普通のテストなら「何問正解したか」で点数が決まりますが、CBTでは受験生ごとに問題セットが異なるため、単純な正答数だけで公平に評価するのが難しくなります。そこで、問題の難易度や識別力を考慮するIRTが使われます。

つまり、同じ正答数でも、どの問題を正解したかによって評価が変わる可能性があります。難しい問題を正解できているのか、標準的な問題を確実に取れているのかによって、スコアの出方が変わるイメージです。

そのため、「何割取れば絶対に大丈夫」と言い切るのは難しいです。一般的な目安として正答率が語られることはありますが、あくまで参考程度に考えるべきです。その人が正解している問題の難易度によっても異なるし、そもそも採点除外問題が70問近くある時点で、正確な正答率なんて分かりません。IRTの仕組みと正答率の考え方については、次の記事でも書いてあるので、ぜひ読んでみてください。

医学部CBTの非公開のプール問題への対策法

ここからは、非公開の過去問やプール問題に対して、どのように対策するべきかについてまとめていきます。結論、CBT対策は、優先順位が全てです。優先順位を掴むことができれば、飛躍的に勉強はしやすくなります。いつから勉強を始めるべきかについては、次の関連記事を読んでみてください。

CBT頻出テーマと科目傾向

CBTで優先度が高いのは、臓器別疾患や全身疾患に関する知識です。循環器、呼吸器、消化器、神経、内分泌、腎、血液、感染症などは、CBTでもかなり重要な領域になります。

前述した通り、効率よくIRTを伸ばすためには、優先順位を掴むことが大事です。ただ、重要な領域だから、そこから勉強したら良いかという単純なものでもないです。対策のしやすさとIRTの伸びやすさが比例していない分野はどうしても存在します。バカ正直に正面突破していては、勉強量の膨大さに途中で折れてしまいます。僕は成績があまりよくなかったので、CBTを徹底研究しました。そんな経験をCBT攻略noteには詰め込んでいます。ぜひ読んでから対策を始めて欲しいものです。

医学部CBTのプール問題対策方法まとめ

CBTのプール問題は、過去に使われた良質な問題を蓄積し、本試験で再利用するための仕組みです。過去問が公開されていないこと同様に、もちろんプール問題も公開はされていません。プール問題はそのまま出るものですが、何がプール問題かは分かりません

プール問題が公開されていない以上、QBなどの問題集やQ-Assistなどの動画講座で勉強するしかありません。また、こういった問題集もそのまま出るわけではありません。何度も話しているように、全てを正面から勉強するべきではありません。Q-Assist動画も全て見る必要はありません。次の記事で、Q-Assist動画の必要性について書いているので、ぜひ読んでみてください。

僕が書いたCBT攻略noteでは、CBTでどの教材をどう使うか、どの分野から優先して固めるか、実際に点を伸ばすための復習法まで、この記事よりももっと詳しく実戦できる形でまとめています。特に成績に不安がある人、これからの受験に向けて全体像を掴みたい人にとっては、かなり力になれるように作成しています。SNSでの拡散をしてくれた人への割引や、購入者限定で勉強方針の無料相談も受け付けています。これを読めば、何から始めたら良いかわからない状況から、一気に進むべき道が見えてくるはずです。手遅れになる前に手に取ってみてください。

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